通常Ubuntu LinuxやLinux mintには、配布に制限のかかっているマルチメディア系のコーディックなどはインストールされていません。ですので、例えば次のような場面で困ることになります。

●さまざまな形式の動画や音楽ファイルを再生したいとき
●avconv(ffmpeg)などでいろいろな形式のファイルをMP3に変換したいとき
●動画再生ソフトを使ってDVDを再生したいとき

などなど……

このような場合は「Ubuntu-restricted-extras」という追加パッケージをインストールすることで可能になります。

このパッケージをインストールするには端末で次のコマンドを打つか、Ubuntuソフトウェアセンターで「ubuntu-restricted-extras」をキーワードにして検索してください。

$ sudo apt-get install ubuntu-restricted-extras


インストール中にオプションでマイクロソフトがライセンスを持つフォントのインストール画面が出てきます。

21667d4d.png


端末で操作してる場合はTabキーを押すと「了解」のところが赤く反転します。ここでEnterキーを押して次の画面へ。特に必要がなければ「いいえ」をTabキーで選択してインストールをスキップします。

13b9ace1.png

フォントが不要な場合は「いいえ」を選択

ソフトウェアセンターの場合は以下のウィンドウが出てきますので、インストールする場合は「Do you accept the EULA license terms ?」という項目にチェックを入れます。インストール不要の場合はチェックを入れずに次に進みます。

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必要に応じてチェックを入れる

因みにここでインストールされるフォントは、Ubuntuソフトウェアセンター経由で知ることができます。「ttf-mscorefonts-installer」というキーワードで検索してみてください。

3102ab20.png

インストールされるフォントの一覧

上図のようにWindowsでおなじみの欧文フォントが、かなりの数インストールされます。特に必要性を感じなかったので、今回はインストールせずにスキップしました。

という事でインストールは完了です。

このパッケージによってインストールされたコーディック等は、様々なマルチメディア系のソフトから利用されるようになります。なので、今までエラーが出て再生できなかった形式の動画などが再生できるようになるはずです。

参考: http://d.hatena.ne.jp/m-kawato/20130114/1358155410

(2014-07-07)