むくまるのパソコン寺子屋

比較的簡単なパソコン関連の記事を扱っています。WindowsやLinux、AndroidのソフトやTipsの紹介など。

Windows 関連 Tips

Windows10のスタートメニューにアプリを追加する方法

通常インストーラーを使ってインストールしたアプリケーションは、自動的にスタートメニューの「すべてのアプリ」の一覧に表示されるようになっています。そこからアプリを起動すればいいので簡単です。

しかしWindows10ではインストーラーのないアプリや、インストーラーで追加してもスタートメニューに追加されない一部のアプリは、この「すべてのアプリ」や「よく使うアプリ」の項目に追加することはできないようです。

not-add
追加しようとしてドラッグしても追加できない

これではデスクトップにショートカットを並べるしかないのかと諦めていたのですが、スタートメニューにピン留めしてタイルにすることはできました。

やり方は簡単で、追加したいアプリのアイコンを右クリックします。出てきたメニューから「スタート画面にピン留めする」を選択してクリックします。

menu
追加したいアプリを右クリック

するとスタート画面にタイル状のショートカットができます。あとはドラッグして並び替えもできますし、タイルを右クリックすると大きさも変更できます。

start-menu 

旧Windows7ユーザーとしては、タイルはちょっとでかくてできれば一覧にまとめておきたいのですが……。Windows10のスタートメニューをWindows7のようにしてくれるユーティリティもあるみたいなので(Classic Shellというフリーソフトです)、どうしても我慢できない時はそういうのを使ってみてもいいかもしれませんね。

2016-05-16

Windows10のクリーンインストールをしてみた

だいぶ前ですが、前回の記事に書いたとおり私の持っているPCではWindows7からWindows10へのアップグレードに失敗してしまいました。起動時から意味不明のエラー表示が出まくり、「設定」すら動かない状態だったのでした。

しかし今度はWondows10のメジャーアップデートに伴い、Windows7/8/8.1のプロダクトキーで、Windows10をクリーンインストールできるようになったということなので、再挑戦してみようと思います。

まず注意点ですがクリーンインストールなので、今までの環境を引き継ぐことができないということです。作成したデータ類のバックアップは完全にとっておきましょう。インストールしてあるソフトも無くなってしまうので、再インストールが必要です。プリンター・ドライバなどもWindows10対応版が出ているか念のため確認しておいたほうが無難です。

それではWindows10の入手です。マイクロソフトの「Windows10を入手する」というサイトに飛びます。 

 そのページのUSB、DVDまたはISOの作成が必要な場合という項目の中に、「ツールを今すぐダウンロード」というリンクがあるので、そこをクリックします。すると「MediaCreationTool.exe」という実行ファイルがダウンロードされるので、それを実行します。

実行すると「Windowsセットアップ」が始まります。まず規約に同意して「実行する操作を選んでください」と出てくるので、「他のPC用にインストールメディアを作る」にチェックを入れ、次に進みます。

inst01










 次の項目は特に理由がない限りそのままにして「次へ」進みます。使用するメディアを選択します。今回はUSBフラッシュドライブを使用しました。

inst02 
















inst03










※ドライブの中身はすべて削除されますので、必ず空のドライブを使用してください。

使用するドライブを選択すればインストールメディアの作成が始まります。少し時間がかかるので気長に待ちましょう。

インストールメディアの作成が完了したら、インストール対象のパソコンにUSBフラッシュドライブを刺して、BIOS等でインストールメデイアから起動できるように、設定変更します。

以下スクリーンショット撮り忘れたので、文章だけの解説になりますが、ご了承ください。分かりづらいと思った方は、こちらのサイトさんなどを参照してください。インストール手順が丁寧に解説されています。

 セットアップではまずライセンス認証があります。手元にプロダクトキーを用意してそれを入力します。次の画面でライセンス条項に同意して先に進みます。

インストールの種類を聞かれるので「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)」を選択してください。

次にインストール先ですが、古いWindowsがインストールされているドライブを選択して「削除」して行きます。データ用のパーティションなどを区切ってある場合はよく注意して、違うパーティションを削除しないようにしてください。

古いWindows領域を削除すると「ドライブ0の割り当てられていない領域」ができるので、それを選択して次に進みます。するとインストールが始まります。

インストールが進むと何回か再起動しますが、やがて「すぐに使い始めることができます」という画面が出てきますので、右下のボタン「簡単設定を使う」をクリックして先に進みます。

次にマイクロソフト・アカウントの入力を求められますので、アカウントをお持ちの方はメールアドレスとパスワードを打ち込み「サインイン」します。私はローカルアカウント(今まで通り使用するPCだけで使うアカウント)を使いたいので、「この手順をスキップする」という項目をクリックして先に進みました。

以下はローカルアカウントの設定方法です。これはWindows7と同じでユーザー名とパスワードを2回入力、パスワードのヒントも入れれば終了です。「次へ」進みます。

これで作業は全て終わりました。インストールが完全に完了するまでしばらく待ちます。インストールが完了するとログイン画面が出てきますので、パスワードを入力していよいよ使用開始です。

さてインストールの結果ですが、アップグレードに失敗したパソコンにもきちんとインストールすることができました。アップグレードでつまずいた方も一度試してみてはいかがでしょうか(あくまで自己責任で私は保証できませんが^^;)。

参考までに今回クリーンインストールしたパソコンはlenovo ideapad Z575でした。とりあえず目立った不具合はなかったのですが、それでも多少不具合は出ていますので次回からは、それら不具合の検証と解決策を探りたいと思います。

2016-01-15


 

Windowsのショートカットアイコンを変更してみる

前回の記事でデスクトップアイコンをカスタマイズする方法をメモしたのですが、デスクトップアイコンをシステム標準に戻す方法を書き忘れていました。まあ、簡単なので改めて紹介するまでもないかもしれませんが、念のため。

前回の記事(Windowsのデスクトップアイコンをカスタマイズしてみよう)で書いた手順で「デスクトップアイコンの設定」を表示させます。システム標準のアイコンに戻したい項目を選択して、「既定値に戻す」ボタンをクリックするだけです。

win-icon-00.png

因みにWindowsが用意しているアイコン・ライブラが置いてある場所は「C:\Windows\System32\imageres.dll」です。既定値以外でWindowsの用意したアイコンに変更したい場合は、この場所を参照して下さい。

さて、今回はショートカットのアイコンをカスタマイズする方法をメモしておきます。

ショートカットのアイコンは通常では、参照元のアイコンを引き継いで表示されているのですが、これは個別にカスタマイズすることができます。

まず適当なショートカット・アイコンを選択して右クリックして下さい。メニューが開きますので、いちばん下のプロパティをクリックします。

下図のようなウインドウが表示されます。上にある「ショートカット」というタブを選択して下さい。そしてウインドウの下の方にある「アイコンの変更」というボタンをクリックします。

win-icon-02.png

あとのは好きなアイコン(ico形式のファイル)を参照、選択して置き換えるだけです。詳しい方法は上記の過去記事を参考にして下さい。

ところでショートカット・アイコンには矢印が付いています。そのアイコンはショートカットだということが分かって便利なのですが、慣れてくると必要がないものかもしれません。

この矢印マークはWindows vista/7の場合、レジストリを変更して表示させないようにすることができます。しかしこのレジストリ項目を変更すると、様々な不具合が起きることが知られています。

Windows vista/7を使ってる方は、絶対に矢印マークを消すためにレジストリを変更しないで下さい。

その代わり安全に矢印マークを消す便利アプリがありますので、それをダウンロードして使いましょう。

Vista&Windows7用ショートカットアイコン矢印削除プログラム(nagabuchi氏作)。

インストールは不要です。ダウンロードした書庫ファイルを解凍してすぐに使えます。

またアプリを実行する時は管理者モードで実行して下さい(右クリックメニューから「管理者として実行」をクリック)。

機能は「矢印削除」と「元に戻す」のふたつだけです。変更には再ログオンが必要になりますので、実行中のソフトは全て終了させてから、使ったほうがいいと思います。

win-cut-00.png

アイコン周りのカスタマイズは以上です。次回はWindowsをもっとカスタマイズする方法を紹介する予定です。
(2013-01-24)

Windowsのデスクトップアイコンをカスタマイズしてみよう

今時デスクトップのカスタマイズなんて流行りじゃないですね。でもカスタマイズってやっていて面白いし、パソコンの設定を(危険のない範囲で)いじくるので、意外とPC初心者から一歩踏み出す方法でもあります。

壁紙を変更するだけでも、普段のデスクトップからガラリと印象が変わったりして楽しいですよね。

今回は壁紙の話ではなく、デスクトップアイコンのカスタマイズ方法をメモしておきます。

最近のWindowsではデフォルト状態では、「ごみ箱」アイコンしか表示されていません。もっとも国内メーカー製のパソコンを購入すると、画面を覆い尽くすようにいろんなソフトやサービスのショートカットが置いてあります。

※ちなみにアイコンの左側に矢印のマークが付いたものがショートカットです。

初心者の方はそのまま使っていると思いますが、あれ非常に邪魔じゃありませんか?それにログオンした時の速度低下にもつながるので、使わないショートカットはできれば削除してしまった方がいいです。

削除が不安な方はデスクトップにフォルダをひとつ作成して、ショートカットをまとめて放り込んでおきましょう。

さてデスクトップに配置できるデスクトップアイコンはごみ箱だけではありません。「コンピュータ」「ネットワーク」「コントロールパネル」「ユーザーファイル」が置けます。

このうち「コントロールパネル」以外のデスクトップアイコンは変更可能になっています。

早速変更してみたいのですが、まず気に入ったアイコンがないと変更してもつまらないです。Windowsに用意されたアイコンの中から選んでもいいのですが、正直あまりいいデザインのものがありません。

そこでネットで無料で使えるアイコンを探します。Googleで「無料アイコン」とか「フリーアイコン」などで検索をかければ山のようにサイトが出てます。

例えば英語サイトですがFREE ICONS!などがあります。気に入ったアイコンがひとつづつ落とせるので便利ですよ。むくまるもよく使っているサイトです。

気に入ったアイコンがあったらダウンロードして、任意のフォルダにまとめておきましょう。ここでポイントですが、Windowsで使えるアイコン形式は拡張子が「ico」です(他にもあるのですがここでは省略)。Webサイトでよく見る「png」形式は、使えないので注意して下さい。

もし気に入ったアイコンが「png」形式しかない時は「ico」に変換すれば使えるようになります。変換には画像編集ソフトや変換専用のソフトを使うことになるのですが、ここでは便利なWebサイトを紹介しておきます。

PNG、GIF、JPEG形式とICO形式のアイコンを相互変換してくれるサイト
ConvertIcon!

使い方は非常にシンプルです。まず「Get Started」を押して変換したいアイコンをアップロードします。アイコンが表示されるので、「Export」ボタンを押します。

するとサイズを指定する画面が現れるので適当なサイズにチェックを入れます(ico形式は複数のサイズを含めることができます)。完了したら「Save As」ボタンをクリックして、変換されたアイコンをダウンロードするだけです。

a9488d6b.png

Macのようだがブラウザで開いたWebサイトの画面

※複数のサイズを含めたico形式のアイコンはWindowsフォトビューアーで確認することができます。通常はダブルクリックで開けます。

お好みのアイコンは揃いましたか?ここで注意点がふたつあります。まず「ごみ箱」アイコンはカラの状態とゴミが入った状態の2つのアイコンを用意して下さい

次にごみ箱のアイコンだけ拡張子を「ico」から「dll」に変更して下さい。変更すると警告が出ますが無視して強引に「dll」にして下さい。

これはWindowsの不具合なのですが「ico」のゴミ箱アイコンをそのまま使うと、ファイルをごみ箱に入れてもいっぱいの状態にならないのです。逆も同様です。

以上で用意が全部整いました。ではデスクトップアイコンを好みのものに変更しましょう。

まずデスクトップの何もないところで右クリックして、以下のようなメニューを表示させます。そして「個人設定」をクリックします。

win7-icon-00.png

出てきたウインドウの左端のメニューから、「デスクトップアイコンの変更」をクリックします。

e71a3213.png


「デスクトップアイコンの設定」というウインドウが出てきます。ここでデスクトップに表示させるアイコンにチェックを入れます。そしてその下にアイコンが並んでいますが、それをひとつづつ用意したアイコンに変えていきます。

変更するアイコンを選択して「アイコンの変更」ボタンをクリックします。

win7-icon-02.png

「アイコンの変更」というウインドウが出ますので「参照」ボタンを押します。それで用意したアイコンを開いて下さい。

win7-icon-03.png

※下にずらずらとアイコンが並んでいますが、それはWindowsに用意されたアイコン群なので無視して下さい。

254ae148.png

用意したアイコンを選択して開く

この作業を繰り返して変更したいアイコンを好みのアイコンに置き換えます。

すべて変更したらウインドウの左下の「適用」ボタンをクリックします。

win7-icon-05.png

さてデスクトップはどうなりましたか?変更したアイコンがこのように並んでいればOKです。

win7-icon-06.png

アイコンの変更はカスタマイズの基本ですからぜひマスターして下さいね。壁紙の変更とセットで行えば見慣れたデスクトップもいい感じになると思います。
(2013-01-17)

Win8でデスクトップから突然Modern UIに飛んでしまう - ファイル関連付け

Windows8のデスクトップで何気なくPDFファイルを開いたら、突然Modern UIの全画面アプリに飛ばされてしまいました。例によってこれが操作方法がよく分からず。なんとか終了させようとして、苦し紛れに「Atl + F4」と押したら終了してくれました。

でも戻る先はデスクトップではなく「スタート」画面です。

やっと「Classic Shell」(過去記事参照Windows8にスタートボタンを表示させる Classic Shell)をインストールして、Modern UIは使わずに済んだと思ったら、こんなところに罠があったとは。

それでPDFファイルのプロパティを調べると、関連付けされたプログラムが「リーダー」になっていました。それにアイコンは平面的でいかにもModern UIっぽいものになっています。やれやれ。

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関連付けがModernアプリになっている

もっともファイルのプロパティから関連付けを変更するのは簡単です。プログラムの「変更」をクリックすれば、関連候補のソフトの一覧が出てくるので、それをデスクトップのソフトに変更すればいいだけのことです。

095d9a58.png

関連付けはすぐ変えられるのだけど

ただModern UIに飛ばされてしまうファイルの種類が実に多いのです。先のPDFをはじめ画像系、音楽系、動画系のファイルは殆どがModern UIのアプリと関連付けられていました。

f5357ecc.png

やっぱりこれは嫌だ

しかしいちいち関連付けを変更するのはちと面倒です。そこでコントロールパネルから関連付けをまとめて変更してみます。

「コントロールパネル」⇒「すべてのコントロールパネル」項目」⇒「既定のプログラム」⇒「関連付けを設定する」と進んでください。すると下図のような一覧が表示されるので、Modern UIのアプリと関連付けられた拡張子を一気に変更することができます。

1193cc3f.png

関連付けの一覧

0194b78d.png

「変更」ボタンを押して関連付けを変更する

それにしてもこの設定は便利なのか不便なのか?タブレット端末ではどうか分かりませんが、少なくともデスクトップPCでは不便ですね。

例えば文書を編集していてちょっと画像を参照したい時に、いちいち画面が変わって全画面表示されると作業が中断されたように感じます(実際中断されているのですが)。

Windows8を使いこなすのはなんか難しそうですね。ちょっと脱力でした。
(2012-11-20)