2009年の暮にGoogleは「Google日本語入力」を無償配布を始めました。流行語や著名な人物名などが一発で変換できるという触れ込みで、むくまるもWindowsで愛用しているのですがフリーソフトとは思えないくらい変換効率がよいのです。

ただ残念だったのがLinux版がないことだったのです。Linuxにこそ変換効率のよいIMEが必要だと思っていたので非常に残念な思いでした。

しかし Googleは去る2010年5月11日にGoogle日本語入力のオープンソース版を公開しました。その名も「Mozc(モズク)」。ちょっと拍子抜けするような名称ですがGoogle日本語入力の出来からしてちょっと期待が持てそうです。

早速インストールして使ってみましょう。しかし今現在Ubuntuのレポジトリには登録されていません。有志の方が個人的に公開しているレポジトリから入手します。

まずこのページに飛んでください。憩いの場さんのMozc関連記事。ここから Ubuntu10.04版のレポジトリを入手して使えるようにします。

まず端末を起動してコマンド入力です。下の3つのコマンドを順番に実行して行きます。見ながらコマンドを入力するのは面倒なのでコピー&ペーストを利用しましょう。

$ wget -q http://download.opensuse.org/repositories/home:/sawaa/xUbuntu_10.04/Release.key -O- | sudo apt-key add -
$ sudo sh -c 'echo "deb http://download.opensuse.org/repositories/home:/sawaa/xUbuntu_10.04 ./" > /etc/apt/sources.list.d/ikoinoba.list'
$ sudo apt-get update


※ 憩いの場さんの記事から引用

sudoコマンドを入力するとパスワードを聞かれますのでご自分のログインパスワードを入力してください。その際端末にはパスワードが表示されませんがちゃんと入力されているのでご心配なく。

ここまで無事に済んだらibus-mozcをインストールします。

$ sudo apt-get install ibus-mozc


インストールが完了したらIbusの設定変更をします。

まずシステムトレイにあるキーボードのアイコンをクリックしてIbusを再起動してください。分からない場合はいったんログアウトすればよいでしょう。

再起動したら「システム」→「設定」→「Ibusの設定」とメニューを進んでIbusの設定ウインドウを起動させてください。ウインドウ内の「インプットメソッド」タブをクリックして表示させます。そして「インプットメソッドの選択」から日本語を探して(かなり下の方にあります)Mozcをクリックします。もしMozcがない場合はインストールに失敗している可能性があるので、再度上記の手順を行ってください。

ibus-01.png
インプットメソッドの選択をする(クリックで拡大)

Mozcを選択したら横にある追加ボタンをクリックします。するとインプットメソッド一覧の一番下にMozcが登録されますのでクリックで選択して「上へ」ボタンをクリックして一番上に移動させます。以上で作業は終了です。

ibus-02.png
一覧に登録する(クリックで拡大)

ibus-03.png
優先順位を一番上に上げる(クリックで拡大)

適当なテキストエディタなどを起動させて日本語入力を有効にしてみてください。インプットメソッドがMozcに変わっていれば設定成功です。

さて肝心の変換効率ですが今この記事はMozcを使って書いています。基本的にWindows 版のGoogle日本語入力と同程度の変換精度はあるようです。特にUbuntuに標準でインストールされるAnthyに比べれると変換精度は雲泥の差です。殆どストレスを感じません。

これでLinuxの数多い弱点の一つ「快適ならざる日本語入力」の問題が一歩前進しました。Ubuntu使いの方はぜひ入手してみてください。本当に今までとは格段の差ですから!!